2012-01-01から1年間の記事一覧
古川研の大谷君,川畑君,薬師寺君の3名の公聴会が1月30日に開かれます.ぜひ聴きに来てください.
脳情報専攻運動会で神酒先生が倒れられ,そのまま急逝されました.ご冥福を祈ります.(これからいろんな意味で大変です).
今回のIBIS2012での発表内容は,ちょうど7月頃に「ベーテかも」「ベーテじゃないかも」「対称性をぶち壊そう」などと考えていたものです.まだ完成はしていない内容ですが,まずは原稿にまとめ,そして発表することで考えをまとめて次のステップに進んでい…
ポスターも貼りました. 今回のポスターではイラストを使ってみました.ぐっとわかりやすくなりましたよ. 読めるかな?
東京で開催中のIBIS2012に参加しています. 会場のあたりは木々の多い落ち着いた雰囲気で,紅葉がきれいです.
中間発表が終わった後,日帰りで鹿児島に出張しました.特急で博多まで行って,そこから飛行機.プロペラ機の旅は快適ですね.快晴で天草や島原がよく見えて美しかったです.飛んでる時間はわずか30分.帰りは新幹線.これも速いですね.あっという間に久留…
修論の中間発表がありました.全員バッチリで何も問題なくクリアしました.欠けたデータを埋め,プレゼンを作り直せばこのままでも十分修論発表として通用するレベル.でも「卒業する」ためではなく,「俺はやり遂げたぞ感」がずっと大事.そう考えると,「…
今年のIBIS2012にも演題を出します.κの話です.もうすぐ50歳というのに(正確にはあと1年),機械学習は専門じゃなかったはずなのに,単著でのエントリーです.しかも応用とかではなく,もっと基礎的な理論の話で.......人生,冒険です(笑).
学位審査中の川畑君の論文がアクセプトされました!軽微な修正は必要ですが,修正後はそのまま掲載されるとのこと,めでたいめでたい.これで学位の条件がクリアです.
理研のSRシステムがWiredで紹介されていました.これは1年前に理研に研究打ち合わせで訪問した際に見学させてもらいました.うちの学生のH君が被験者になりましたが,本当に気が付かないうちに現実と虚構が入れ替わるのです.君の場合,何の実験装置なのか…
3月に卒業したOBの松下君が遊びに来てくれました.元気そうで何より.今の古川にとっては,まさにうってつけの聞き手が現れたとばかり,κに関する最近の展開(このブログに書いてきたことだ!)を山のように聞かされて,ああかわいそう......(笑).
等価な解の置換を考慮したエントロピーの式を,イェンゼンの不等式で上限を見積もる.今まで用いていたエントロピーよりも小さくなる.それはそうだ,等価な解を重ね合わせると,解はぼやけてエントロピーが大きくなるのだから.これはいけるかもしれない.…
田崎晴明さんの「統計力学」(培風館)を読む.これから勉強しようとする人にとって(ふつうはそうだよね)安心して寄りかかれる教科書というのは本当にありがたい.日本語という点で見ても,たさきさんの文章はとても心地よい.
やっと捕まえたとおもったら,いつも必ず手をすり抜けて逃げていく.
今学期は,慣れない上にストレスフルな専攻長業務と1年生の線形代数講義が重なって,ほぼそれらで忙殺,CTMをはじめとする研究関連は完全にストップ状態.それが先日の仙台出張でようやく抜け出した感じ.競合因子κに関する今までのもやもやはすっかりなく…
1年前期の科目を担当するのは久しぶり.普段は大学院生しか周囲にいないので,3月までは高校生だった学生たちの姿はとても幼く感じられました.それがこの半年間に大学に慣れて(見ようによっては悪慣れして)いく過程が見られるのはなかなか良い経験です…
学部1年生の線形代数の講義がすべて終了.頑張って出席した学生のみなさんもお疲れさまっ!今回が初めての年なので,資料も,講義の構成も,すべて手さぐりで作っていきました.どんなに言葉を費やし,図を費やし,果ては動画をたくさん作っても,どうして…
先週末は玉川大学の特別講義に行ってきました.1コマいただいて大学院生に好きな話をしていいよという,とてもうれしい話です.先方の好意に甘えて(図に乗って?)好き放題喋らせてもらいました.ラボのPVを見せたり(笑).玉川大学の先生方のコメント.「…
また「わからない」が始まった.わからない.簡単じゃない.基本形と思っていた方が近似で,近似と思っていた方が基本形なのだろうか?わからない.ミクロな粒子状態に基づくエントロピーと,マクロな濃度分布に基づくエントロピーをつなぐにはどうしたら良…
理想を掲げる.グランドデザインを作る.具体的な実行プランに落とす.プランを実行する.全体が円滑に動くように運用する.いろんな能力が必要とされる.これらすべてを持っている人はいないが,チームとしては揃っていないと混乱したり迷走したりする.で…
はとても大事なんだけど,そのあたりまだまだ不足感あり.
火星に着陸成功しましたね!
仙台では七夕が始まりました.七夕が始ると秋.立秋です.朝が来るのも遅くなり,家を出るときはまだ星が輝いています,しかも冬の星座.いろいろ前進はあったけれど,「形にする」仕事は全然前に進んでいません.それなのにもう秋.気持ちが急かされます.
問題点がかなり明瞭になったけれど,だからといって問題点がすべて解決できたわけではない.問題の所在がクリアになっただけ.だから,まだ出発点にすぎない.まだ正体のわからないもやもやはある.あるどころか,以前より密度が高くなっている.至る所にか…
石をつなげていく.置換とは何なのか.置換と事前分布の関係はどうなるのか.ミクロをマクロに置き換える根拠を数式で示せるか.誤差の上限は押さえられるのか.潜在変数における置換群と位相の関係.こんなところに位相が出てくのか?置換に基づく空間分割.
絵を完成させるプロセスは碁にも似ている.まず最初はとびとびの石をつないで粗く地を作り,徐々に石をつなげて地を完成させるみたいな.地はまだ完成していないが,とりあえずこの石たちは活きたようだ.しかも見込みより大きな地を作って.早くヨセの段階…
まるで,完成図の間違っているジグソーパズルを解いていたような気分.どうしてもはまりっこないピースをたくさん抱えてどうどうめぐりしていたのだと.いったん完成図の間違いに気づくと,今まで持て余していたピースたちが突然に輝きだして,するすると絵…
新しい問題設定を定式化し,それを解くアルゴリズムを導出した.答えが出た.3月玉川で発表したアルゴリズムそのものだった.
産総研の赤穂先生にこの話を聞いてもらった.とても関心を持ってもらい,「これはおもしろい」とのコメント.けっして「教科書には載っていないが,専門家の間では良く知られた事実」ではなければ,「既存の説を否定する荒唐無稽な妄想」でもなかったようだ…
研究会発表を目前にしたあの悪夢の晩.あのとき私たちは,期せずして正しい答えにたどりついしていた.なのに,それを旧来の枠組みで理解しようとしていたから悪夢のような結論と思い込んでいた.正しかったのは私たちの方.間違っていたのは問題設定という…