修論中間発表

修論の中間発表がありました.全員バッチリで何も問題なくクリアしました.欠けたデータを埋め,プレゼンを作り直せばこのままでも十分修論発表として通用するレベル.でも「卒業する」ためではなく,「俺はやり遂げたぞ感」がずっと大事.そう考えると,「やり遂げた」まではまだまだ遥かな道のり.残された時間はあとわずか.がんばりましょう!

理研のSRシステム

理研SRシステムがWiredで紹介されていました.これは1年前に理研に研究打ち合わせで訪問した際に見学させてもらいました.うちの学生のH君が被験者になりましたが,本当に気が付かないうちに現実と虚構が入れ替わるのです.君の場合,何の実験装置なのか聞かされないまま被験者になったので,本当に狐につままれた感じでした.これでパフォーマンスをするそうですが,どんなふうになるのでしょうね.楽しみです.

松下君が遊びに来ました

3月に卒業したOBの松下君が遊びに来てくれました.元気そうで何より.

今の古川にとっては,まさにうってつけの聞き手が現れたとばかり,κに関する最近の展開(このブログに書いてきたことだ!)を山のように聞かされて,ああかわいそう......(笑).

また計算.むむむ......?

等価な解の置換を考慮したエントロピーの式を,イェンゼンの不等式で上限を見積もる.今まで用いていたエントロピーよりも小さくなる.それはそうだ,等価な解を重ね合わせると,解はぼやけてエントロピーが大きくなるのだから.これはいけるかもしれない.しかし,今までの予想,Σgk log gk  で近似するやり方は間違っていたかもしれない.

いずれにせよ,置換を指定する潜在変数πを導入するやり方は悪くなさそうだ.

(下のブログでたさきさんの名前を間違えて書いていました.すみません.修正しておきました).

統計力学

田崎晴明さんの「統計力学」(培風館)を読む.これから勉強しようとする人にとって(ふつうはそうだよね)安心して寄りかかれる教科書というのは本当にありがたい.

日本語という点で見ても,たさきさんの文章はとても心地よい.