(x+yi)^(u+vi)

さて,i の i 乗は解けた?
人によっては驚きかもしれない(私も驚いた,高校生のときに).

こういう問題を見たとき,解こうと思うか思わないかで大きな分かれ道があるように思う.これを読んでいるあなたはどっち?

それから,答えを知って感動するか,感動しないかっていう分かれ道もあるね.そして面白いことに,解けたか解けないかったかという分かれ道はないのだ.

そして最後にもうひとつの分かれ道.これを元に新しい問題を自分で作れるかどうか.私だったらまず,「複素数複素数乗って何?」って問題を立てるな.そう,何が一般化されて引き出されるか.
実際「複素数複素数乗」は考えるととてもおもしろい.

複素数の実数乗」は,ご存知のとおりド=モアブルの定理.回転が発生する.大きさが0, 1以外の複素数の場合は,等比螺旋ができるね.

「実数の複素数乗」は,かの有名なオイラーの定理.こっちも回転が発生する.べき数の実部がゼロでなかったら,やはり等比螺旋になるね.

だから2つを組み合わせると,2つの回転(螺旋)が両方組み合わさる.それっていったいなんなのだろう.

アイがいっぱい出てくるから,バレンタインの日に書けばよかった.