SOSダイアグラム

SOMによる情報処理フローを表現するダイアグラム表現を考案した!

このダイアグラムを使うと,カスケード型SOM,階層型SOM,高階型SOMn,これらが概念的にもまったく異なることが図示できる.しかもデータと写像の双対性がうまく表現できる.これがあれば,「階層型SOMは昔からある.SOMnなんて新しくない」というレフリーのコメントも一蹴できたのだが(とは言え,今回アクセプトされた論文には,このダイアグラムの原型になるブロックダイアグラムが図示されている.今回考案したのはそれの発展形).

このダイアグラムは,SOM単体を表現するよりも,SOMをベースとした自己組織化システム(Self-Organizing Systems; SOS)の記述に適している.だから「SOSダイアグラム」と呼ぶべきシロモノ.SOMの動作原理をSOSダイアグラムで説明したら,画期的なSOMの教科書が書けるかもしれない.

SOSダイアグラムがファインマンダイアグラムのように使われたらいいなあ.