五柳先生

五柳先生ってのは,陶淵明の詩に出てくる人物で,おそらく陶淵明が自分の願望を託した架空の人物なんだろうと言われている.

「口数は少なく,営利は求めず,本は大好きなのだが,いちいち意味を理解しようともせず,適当に読んで気に入ったところを見つけると,食事も忘れて読みふける」

「酒は大好き.でも貧乏だから飲めない.親しい人が誘ってくれると,遠慮なく飲んで,必ず酔って,飲むだけ飲んだらさっさと帰る」

なんて感じ.ググればもっとまっとうな訳がすぐに見つかると思うけれども,どっちかと言うとカッコ良くない五柳先生の方がいいなと思う.

横山大観の五柳先生の絵は,カッコ良過ぎ!好きなんだけどね,この絵は.