学生用の本棚にホフスタッター著「
ゲーデル・
エッシャー・バッハ」を置きました.これは良い本です.わからなければわからなくていいので,読んでおもしろいと思ったところから読んでいけばいい.うちの研究の観点で言えば,
ゲーデルの
不完全性定理はあまり関係してこないけれども,「賢い蟻塚」の話や,「レコードが1枚しかないジュークボックス」の話などは,知能というものを考えるときの思考の柔軟さを教えてくれます.
この「
ゲーデル......」と,ファイファー著「知の創成」を一緒に読むのもなかなかいいのでは.
例の「無門関」についても書かれています.私が無門関を知ったのもこの本でだったなあ.