RBFxSOMの論文アクセプト!

RBFxSOMの論文が電子情報通信学会の英文誌にアクセプト.まずは幸先の良い年度のスタートが切れそうです.

RBFxSOMは,役目としてはRBFをモジュールとするmnSOM (RBF-mnSOM) とほぼ同等で,その意味では従来の MLP-mnSOM とも役目としては同じ.でも性能がぜんぜん違う!

セールスポイントを挙げると,
  • 計算速度が段違いに速い!(文字通り,桁違い)
  • ローカルミニマム問題を気にしなくていい
  • トレーニングデータの分布がクラスごとに違っていても平気
特に3番目の点はとても重要.もっと端的に言えば
  • 単に性能がいいのではない!今までできなかったデータでも扱えるようになった!
ということなのだ.もうMLP-mnSOMはやめて,みんなRBFxSOMにしようよ,という話.

RBFxSOMという名前から見てわかるとおり,実はSOM2がベースになっている.RBFxSOMの素直さはみな親譲り.

この論文の隠れたポイントは,「マルチシステムの学習は,ナイーブなやり方じゃダメなんだよ.ちゃんと確率密度推定をちゃんとしないとダメなんだよ」ってところ.

6月号に掲載予定なので,ぜひお楽しみに!