集中講義終了

谷先生,三日間お疲れ様でした.たくさん研究の話ができ,ずいぶんと刺激を受けました.初対面とは思えないほどでした.

集中講義の最後に,理研とはどんなところかを学生に聞かせてくれたのですが,やはり世界を相手にするということの緊張感を感じさせられました.私たちももっともっと意識を変えていかなければいけません.

GCOEを申請するとかなんとか言っていますが(もちろん申請すること自体も大事なのですが),世界レベルで研究するということの緊張感が専攻全体にピンと張り詰めているくらいじゃないと,とてもとてもGCOEなんて言ってられないように思います.まぐれで取れるかもしれないけれど,コンスタントに大型を引っ張ってこれるようにはなれません.

まずは,自分から.自分が実践できないうちは,いくら専攻に意見したって説得力ありません.自分ひとりの業績だけでもGCOEをひっぱれるくらいにならないと,大学に貢献しようとしたって大した貢献には(少なくとも研究面では)なれません.

※以上は,純粋に研究面での話.学生にとっての研究(特に研究者を志していない学生たち)は,教育面が大きいので,研究室の活動のすべてにわたって世界的である必要はないし,なによりその学生が何を学ぶかがもっとも重要です.研究としての価値のみで決まるものではありません.また修士論文の範疇であっても,地道できちんと積み重ねたものは,どこかで大きな研究の役に立つものでもあります.