自由であるということ

思い返せば,今年度のスタートは「趙州の無字」だった.「無」.それは囚われないという自由 (free = 束縛が「無」い).

どうすればわたしたちは思考の自由を獲得できるか.図らずもそれがこの1年間のテーマになってしまったようだ.
実は,発表スライドの一番最後に Peter Gabriel の歌の一節,

"Grab your things. I've come to take you home"

と小さく書き入れたのでした.たぶん誰も気づいていないと思うけれど.意訳すれば

(神の声が言った)「汝の荷を取れ.我は汝を解放しに来たるなり」

というところかな(この話は以前にも書きましたね).