この妙な違和感はなんなのだろう.
上り坂を登り詰めて峠に立つと,今まで見えなかった遠くの景色がぱあーっと開けて見える.はるか向こうの高い山々もあんなに大きく見えるに,峠にたどり着くまではちっとも見えなかった.そして足下の道は(遠いけれども)確実にそこにつながっている.
私が思い描くのはこんな景色.見えない人には見えない.それ以前に,見ようと思わない人も多い.見ようと思わない人から「イノベーション」という単語を聞くから違和感を感じるのだろうか?よくわからない.よくわからないし,それもまたどうでもいいことに思える.