多様性を保持しつつ普遍性を見つけるところに本質が

多くの個性を個性として受け入れるには,普遍性を知ることが重要.もし普遍性を見出せなければ,単なる不規則なデータ集合に過ぎなくなるのだから.その一方で,普遍性は個性があるから初めて存在しうる.なぜなら,もし個性がなければ無個性の同一データだけになってしまうのだから.

個性と普遍性は,互いに相補うもので,片方だけでは存在し得ない.

何も哲学的議論をしようというのではない.顔画像認識にしても,手書き文字認識にしても,あるいはロボットビジョンにしても,突き詰めればそこに行き着く.しかもそれは,non-trivialなタスクで,そこに本質があるように思う.