ここで等確率性が入るのか

なるほど，ここで等確率性が入ると逆行列に近傍関数が自然に現れるのだな......ってなんのことやら読んでいる人にはわからない話ですね．

それにしてもまあ，SOMというひとつのアルゴリズムを理解するだけでも，なんと道の長いことよ，と思う．悪戦苦闘．しかも，それでSOMがわかったからといって何か新しいものが（即座に）得られるわけでもないし．でも長い視点で見たときには絶対に必要な過程なんですけどね．

それにしても，なるほどなあ．等確率性がこんな形で顔を出してくるんだなあ．SOMはやはり等確率性をベースに理論が作られていて（というか，無意識のうちにそんな仮定を与えてアルゴリズムを直感的に作っていた），ただその近似的解法ゆえに等確率写像が崩れてしまっている（magnification factorが1にならない）んだなあ．